未経験者がプログラミングスクールに入る前にやっておくべき3つのこと

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僕が入学前にやっててよかったなーと思うことや、「何をしてたらいいですか?」と聞かれて考えたことをまとめました。未経験からエンジニアに転職したい人向けに書きます。あくまでスクールに通う前提の人向けです。

 

事前学習

どのプログラミングスクールも未経験者を対象にしているので、完了させるのが不可能なほど難しいカリキュラムということはありません。ですが、できるだけ早く転職を成功させることを目標として入学するはずなので、プログラミングの基礎的な部分に時間を取られることは避けたいです。

 

それにスクールに入ってから「やっぱりプログラミング好きじゃないかも…」とか「たぶんエンジニアに向いてないな…」ということにならないように、事前にある程度触っておいた方がいいでしょう。

 

おすすめはまずProgateをやってからRailsチュートリアルの黄金コースです。

 

Progate

以下の順番で学習していくといいと思います。大切なことは、理解しようとしないことです。とりあえず全体を把握することが大事なので、細かいところは「ほお〜、こんな感じか」ぐらいでどんどん先に進みましょう。

 

  1. HTML&CSS
  2. JavaScript
  3. jQuery(飛ばしていいかも)
  4. Ruby
  5. Ruby on Rails
  6. Git(とりあえずはいらないかも)

 

まずHTML&CSSはWEBページを支える最低限の技術なので、必ず押さえておく必要があります。ですが本当に必要最低限なので、WEBページを作れる以上のことは基本的にできません。そこでJavaScriptが登場します。JavaScriptは将来VueやReactを勉強するときの基礎にもなるので、やっておいて損はありません。というか絶対やってください。極論、JavaScriptさえできればなんでもできます。

 

jQueryはもしかしたら飛ばしてもいいかな…と思います。「jQueryは基礎だからやっておいて損はない」という意見を聞いたことがありますが、今VueやReactを勉強していて「jQueryやっててよかったー!!」という瞬間は特にないので、もうやらなくてもいいのかもしれません。反論は受け付けます。

 

だいたいどのスクールでもRailsを学ぶことになると思うので、RubyRailsは事前にやっておいた方がいいと思います。おまけでGitもどうぞ。

 

Railsチュートリアル

これを一周してるかしてないかで未経験エンジニアとしてランクが一つ変わる気がしてます。スクールに入ってからロケットスタートできること間違いなしです。

 

正直かなり時間かかったし、何回も挫折しそうになった(というか一回した)ので、あまり安直に未経験者にオススメはできませんが、Progate等である程度基礎がついている状態だったらぜひ一度挑戦してみてもらいたいです。

 

個人的によかったと思った点は、MVCの概念とGitの使い方を学べたところです。一周すればなんとなく「WEBアプリケーションってこんな感じで動いてんだー」っていうのがつかめるかなと思います。そこさえつかめればあとはわりと楽にスクールのカリキュラムが頭に入ってくるようになります。

 

貯金

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ある程度お金があるかどうかで転職活動がハードモードになったりイージーモードになったりします。もうすぐお金が尽きるという状態だと集中して勉強できないですよね。

 

ある程度生活のためのお金があれば、内定をもらっても「転職活動を継続する」という選択ができますが、お金がなかったらその余裕を持つのはなかなか難しいです。お金がなくなればなくなるほど、「早く転職して給料をもらわないと…!」という思考になっていくので、結果としてミスマッチが起こりやすくなります。

 

具体的には僕はざっくり100万あったらだいぶ余裕持って転職活動できるんじゃないかと思います。そこまでない状態だったとして「とにかく早くスクールに通うべき」か「まず貯金するべき」かは、僕はまず貯金してもいいかなと思います。

 

しっかりとエンジニアとしてのキャリアを見据えて、何をやりたいのかを明確にして、そこにハマる企業に転職するのがベストなので、そのためにはまず貯金して万全の状態でスタートを切る方がいいんじゃないかと僕は思います。中途半端にスタートするとそのあと全てが中途半端になる可能性が高いです。

 

スクールは必ず何週間は行かなきゃいけないというものではなく、早い人はさっさとカリキュラム終わらせて転職活動始めてすぐ卒業したりします。なのでしっかりと事前に自分で勉強してれば貯金のための期間はそこまでのタイムロスにはならないはずです。

 

情報発信の下準備

アウトプットすることは思っている以上に大事です。いろんなところで言われてることですが、実際に始める人はかなり少ない印象です。なおさらやれば目立つし、メリットしかないので絶対にやってください。Qiitaに書いたり、ノートにまとめたり、いろんな方法があると思いますが、オススメはTwitterとブログです。

 

 

なぜやるのか

アウトプットを前提にしていると、インプットと同時に頭の中でアウトプット用に編集するので、質が変わってきます。より噛み砕いて理解するようになるし、人に説明しやすくなります。体感では記憶の定着もいいです。

 

それに実際に文章にすることで自分がちゃんと理解していない部分に気づくことができるというメリットもあります。また公開することでフィードバックももらえるし、単純に文章力やプレゼン力が鍛えられるという利点もあります。

 

そういうメリットもあってか、アウトプットしているという点の面接官からの評価はすごいよかったなと感じました。大したこと書いてないのに。今でも「ほんとに大したこと書いてないな俺…」としばしばヘコむんですけどね。それでも評価してくれたのは「内容」よりもアウトプットしているという「行動」が重要なんだと思います。なのでとりあえずなんでもいいのでアウトプットしてみるのがいいでしょう。

 

準備は何をやればいいの

Twitterのアカウントやブログの開設をしましょう。自分がなぜエンジニアになろうと思ったのか、ブログにまとめてみるのもいいと思います。あとで振り返ることができるので、どれだけ自分が成長したのかを測れます。

 

あとどういう情報を発信していくのか、コンセプトもまとめておいたほうがいいと思います。わざわざ転職活動用にアカウントを作る必要はないと思いますが、全然関係ないツイートで埋まってるアカウントを面接官に見てもらってもあれなので、ある程度一貫性があった方がいいです。

 

なぜ下準備?

何を始めるにしても一番腰が重いのは一歩目です。ここを越えてしまえば二歩目、三歩目は自然と出ます。なのでスクールが始まる前に一歩目をもう踏み出してしまいましょう。

 

実際準備にそんなに時間はかからないはずなんですが、スクールが始まってしまうと忙しくなってなかなか気乗りしなくなってきます。たぶん入学前に何のアクションも起こさなかったら、卒業まで何もしないと思います。

 

なので今、やっちゃいましょう。

 

終わり

プログラミングスクールには人生を変える力があると思います。ですが、それは「入りさえすれば人生が変わる」というわけではなく、「人生を変えることができる環境を提供してくれる」だけです。結局自分がどうするか、です。

 

なので何も考えずにとりあえず入学するんじゃなくて、ちゃんと準備をして入るべきだと思います。これができてればあとからかなり楽になるはずです。辛いのは一歩目だけなので、ぜひやってみてください。